「ふくし」についての概要

「ふくし」という言葉を聞くと、何を感じ何を思うだろう。
「慈善事業」や「ボランタリズム」を想像することが多いのではないだろうか。
この解釈も、間違いではないと思うがベクトルが違うんでないかなぁと思う。
ふくし」が「慈善事業」や「ボランティア」なのではなく
慈善事業」や「ボランティア」が「ふくし的な活動」と思うのだ。

漢字で書くと「福祉」
「福」も「祉」も【幸せになる】という意味。
幸せの追求こそが「福祉」なのだと思う。
憲法13条に「幸福追求権」とある。
今の考え方からすると、「福祉」の根拠法はココにある。
以前は憲法25条「生存権」こそが「福祉」の根拠であると言われていた。
これが間違いだとは思わない。
「健康で文化的な最低限の生活」を保障するという時代から
「国民の自由、幸福追求~中略~を最大限尊重する」という時代になってきている。
時代の流れがそうさせていると思う。

人が学び、就労し、恋愛し、結婚をすれば出産、子育てを経て、後世に繋いでいく。
これらはなぜ行うのか。
みな「幸福感の追求」からだと思う。
これらは皆、「生活」の延長線上にあるもの。
つまり「福祉は生活そのもの」なのだと言える。
だからこそ福祉は、無くならないものだし、「充実」させるものなのだ。
生活を支える仕事が「福祉業」
そして、福祉専門職だけで成り立つものではない。

誰もが関わるもの

「ふくし」とはそういうものだと考えています。